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音がした。

まだ、睡眠によって意識がはっきりしないため、何のものとも解らぬ音がした。

また、身体を揺さぶられているのにも気付いた。

そこで、まどろんでいた俺の頭は、これが誰の手によるものであるかようやっと解った。また、どういう状況なのかも。

が、目を開けたそこには、予想もしなかった見馴れぬ光景があった。












Maid in ...













「お兄ちゃ……じゃなくて、ご主人さま、お早うございます。」

「………………………。」

間。

「か、かかかかか、かれーーーん!!?」

「どうしたんですか、ご主人さま?」

「どうした、って言いたいのはこっちだYO! 可憐、何でメイド服なんて着てるんだYO!? もしかして、また何か電p…もとい、良からぬ情報を受信しちゃったのかYO?!」

「お兄ちゃん、とりあえず落ち着いて、そのヒップホップな語尾を止めてください♪」

「あー……OK、了解。ゴホヌ。えーと、どうして可憐様はその様な御召し物をお召しになられていらっしゃるのでござりましょうか?もしや、またもお電波を受信なされてしまったのでありましょうか?」

「なんか色々……表現とか悪化してますけど、いいです。説明しますね☆」

「遺影〜♪」

「…………ゴホン! お兄ちゃん、今日は何日ですか?」

「え?今日は9月24日(金)だから……」

「いいえ、今日は23日(木)ですよ?」

「え、だって、『水●奈●のスマ●ルギャン●』が昨日の文●放送でやって……」

「可憐の力で、今日も23日(木)になりました。」

「……はい、23日です。」

「では、今日は何の日でしょう?」

「水瀬秋子さんの誕生日です。(0.1秒)」

「…………。(無言の圧力)」

「ぢゃあ、秋分の日!」

「……………………。(アイスピック出現)」「ワガ最愛ノ妹、可憐様ゴ生誕ノ日デゴザイマス。」

「大正解です、お兄ちゃん☆」

「はぁ……ぢゃあ、それとメイド服には何の因果関係が?」

「そんなの簡単です。可憐はいつもお兄ちゃんにいっぱい助けてもらってます。誕生日なんか、他の妹が誰もいわってくれないのに、お兄ちゃんはいっぱい祝ってくれます。だから、お兄ちゃんにお返しがしたくて、メイドさんになったんです☆」

「……言っちゃいけないこともあったけど、なるほど。けどさ、だったら俺の誕生日でもいいような……。」

「可憐、お兄ちゃんの誕生日……しらないの…。」

「あ、そうだっけ……?」

「MWの陰謀で、全く聞いたことがありません。」

「けど、兄妹なのに知らないってのは……。」

「言うと、お兄ちゃんは消されますよ?」

「な、何に?!」

「FBIにIWCPにCIAに国連安保理、NPBにJFA……。」

「やたら多くないかなぁ? ってーか、なんで日本プロ野球協会とか日本サッカー協会とかにも消されちゃうの?」

「ノリです。」

「そんなんで消されちゃうの!?」

「はい、消されちゃいます。」

「誕生日なんかでそんな大事に……。」

「誕生日を甘く見ない方がいいですよ!」

「な、何で?!」

「生年月日がばれちゃうだけで、年齢がばれちゃうんですよ?」

「そりゃそうだけど……」

「お兄ちゃんの誕生日がばれちゃうと、私たちの年齢もだいたいばれちゃうんですよ!?」

「!!?」

「だから、国連とかJHまでもが動いて、お兄ちゃんが誕生日を言わないようにしてるんです!」

「JHって、高速道路の会社じゃ……?」

「だから、その場のノリです。」

「……けどさ、よくよく考えたら、俺も可憐達の具体的な年を知らないんだよねぇ?」

「そんなこと言うと、メイド服で『にゃんにゃん』ってしてあげませんよ?」

「ああっ!!? それは困る! ってーか、可憐ってば今メイド服だったんだっけ?!」

「そうですよ、半分忘れ去られてましたけど。」

「それなら、『にゃんにゃん』だけでなくてあんなことやこんなこと……(わきわき)」

「お兄ちゃん……こんなところであんなことをするんですか…?」

「ふはは、勿論だとも!」

「g●ocit●esに垢デリされちゃ……あんっ…! お兄ちゃん、くすぐったいです……」

「いいだろう? 一度触ってみたかったんだよ☆」

「そんなぁ……おにぃ…ちゃぁん……。」

「それにしても……そんなにくすぐったい?」

「う……うん……先っぽが……こちょこちょってしてきて……むずむずします……っ。」

「……ヘッドドレス、触ってるだけだけど?」

「で、でも……耳の後ろが、すっごくくすぐったくて……。」

「なるほどチェキほど、可憐ちゃんは耳の後ろが弱点なのデスか〜♪」

「う〜ん……もうちょっとわかりやすい場所に弱点はないのかしら? お兄様、もうちょっと下の方を触ってみて?」

「うん、わかった。」

「あっ……やあっ……首は、もっと………」

「って、待ったぁ!! 何で四葉と咲耶がここにぃっ?!!」

「チェキッ?!」

「あ〜……やっぱりわかっちゃった?絶対バレない、って四葉ちゃんが言うからやってみたのに……。」

「え〜! 四葉の作戦はカンペキデシタよ〜!」

「待った!! 四葉、本気でそう思っていたのか?!」

「そ、そうデスよ?」

「異議あり!! お兄ちゃ……じゃなかった、弁護人は四葉ちゃんにもっと別のことをツッコむべきです!」

「可憐ちゃ……じゃなくって、検察側の意見を承認します。」

「……っぐぅ……。」

「待った!! 何で逆●裁●風なんデスか?!!」

「ノリです。(0.1秒)」

「チェ、チェキィ〜……。」

「てゆーか、私たちがどうしてここに来たかは聞かないのね?」

「いや、今から聞こうと思ってたけど……何で?」

「ノリよ。(0.07秒)」

「………。」

「………冗談に決まってるじゃないの!」

「みんな、来てクダサ〜イ!」

「へ? みんなって……。」

「どういうことですか……?」

「「「「「「「「可憐ちゃん、お誕生日おめでとう!!」」」」」」」」

「こういうことデスよ♪」

「どう?ビックリしたでしょ?」

「……みんな………。(ぐすっ)」

「みんな、なんつーか、ぐっとくる事を……」

「ふふっ、どう?ただみんなを集めて「お誕生日おめでとう」って言わせただけな気がするけど。

「咲耶、何か言った?」

「べ、別に、何でもないわよ、お兄様!?」

「ところで……みんな……?」

「? どうしたデスか、可憐ちゃん?」

「可憐の誕生日……昨日だよ?」

「「「「「「「「「「「「…………………………………………。」」」」」」」」」」」」

「け、けど、四葉のチェキでは、83行上で『可憐の力で、今日も23日(木)になりました。』って……。」

「アレは嘘です。(どキッパリ)」

「「??!」」

「そうしないと、お兄ちゃんがノッてくれないかも、って思って……。」

「………くそぅ……ス●ギャンがもう一度聞けると思ったのに……。」

「「「「!!?」」」」

「……亞里亞、ちょっぴりうれしいです……♪」

「じゃ、じゃあお兄様、マグ●カルタとか天●のたま●は聞いてるの?!」

「あ、もちろん!」

「(よっしゃあっ!)」

「中の人のお話を持ってくるのはよくないですよ?」

「「「………。」」」

「(あぁ、最近出番がないから……)」

「(番組、変わっちゃったからねぇ……)」

「……じいや?(くいくい)」

「……?あ、亞里亞ちゃん?」

「可憐ちゃんじゃなくて……じいやがいるの……。」

「「「「「……………………。」」」」」

「……じいやさんじゃなくて、可憐ですよ?」「オリジナルストーリーズで……お風呂に入ってるときの可憐ちゃん、じいやにそっくりだtt」

「それ以上言うと、MWにホントにけさr」







強制終了。






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あとがき


以上、六寺のあらデシタ〜






閉じて戻ってクダサイ



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