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亞里亞…夏はキライ…。

だって…お外はとーっても暑くて…お日さまがチカチカ光ってて…亞里亞、ぐるぐるしちゃうんだもの…。

それに…亞里亞のだ〜い好きなアメもショコラも…いつのまにか、溶けちゃうの……くすん。














Cool&Sweet













だから、亞里亞は夏になると…ひんやりしたお部屋の中にいるの…♪

そのお部屋はね、どんなにお外が暑くても…いつもひんやりしてる、魔法のお部屋……亞里亞の秘密のお部屋なの…☆



それでね…今日は、兄やとお遊びするヤクソクの日です…♪

けど、兄やはなかなか来なくって…待ちきれなくて…亞里亞、ドキドキしながら、お庭をいったりきたりしてました…。


「亞里亞さま?亞里亞さまー?」

しばらくしたら、じいやの声が聞こえたの…。

「亞里亞さま、兄やさまがお見えになりましたよ!」

じいやの後ろで、亞里亞に手を振ってる人が見えました…。

それは兄やだったの…兄やが来てくれたの…♪

「兄や〜っ!」

亞里亞…兄やのお胸に走って抱きついちゃったの☆

…じいやが走ってく亞里亞を見て、三角おめめで怒ったお顔をしてたけど…亞里亞、兄やに早く逢いたかったんだもの…。


けどね、亞里亞…ちょっとびっくりしちゃったの…。だって、兄やのカラダが…とってもアツかったんだもの…。

「…兄やのカラダ……なんだかアツいの……どうしたの?」

「ああ…今日は外がかなり暑かったからね、きっとそのせいかな?」

兄やはお顔をちょっとだけ赤くしてそう言いました…。

「…ねぇ、兄や?亞里亞の後ろについてきてください…♪」

だから亞里亞はね、兄やをあのお部屋に連れてってあげたの…☆




「わぁ…すごい涼しい…。」

お部屋の中に入ると、兄やがびっくりしたお声で言いました…。

「兄や…ビックリした?」

亞里亞が聞いたらね、兄やはこくこくうなづいてくれたの…☆

ちょっとしてから、兄やがソファーに座って亞里亞においでおいで、ってしてくれたの。

亞里亞が来たらね…兄や、にっこりしながら、「ありがとう」って言って…頭をなでなでしてくれました…♪

亞里亞、ちょっぴりお顔がアツくなっちゃって…少しだけ、下を向いちゃったの…。だって、兄やの笑ったお顔見ると…なんだかフシギな気分になるんだもの…♪


そして…亞里亞がずっとじっとしてたら、兄やが急に撫でるのをやめました…。

どうしてやめたのかわからなくって…亞里亞、兄やのお顔を見てみたの…。

そしたら、兄やはね…「それじゃあ、何して遊ぼうか?」って亞里亞に聞いたの…。

けど…亞里亞、まだ兄やになでなでされたくって…もっとチガウこともされたくって…

「…くすん。」

なんだか、悲しかったの…。


「あ、亞里亞?!どうしたの?僕、何かしちゃった??」

「くすんくすん…。」

兄やは全然ワルくなかったの…。

だけど…亞里亞はずっと泣いてました…。


「亞里亞…なんでもしてあげるから、泣かないで…?」

ずっと泣いてたら…兄やがしゃがんでそう言ってくれました。

「…兄や、ホント?……ホントに…なんでもしてくれるの…?」

亞里亞が泣きながら兄やにきいたら…「だから、泣き止んでね?」って言って、うなづいてくれたの♪


「あのね、兄や…あのね、亞里亞はね……もっとなでなでしてほしいの…。」

「…へ?それだけかい?もっと他のことだって…」

「あとね……亞里亞に、おくちにちゅーして…ほしいの…☆」

「それって……まさか…ええーっ!?」

そう言ったら、兄や…お顔を真っ赤にして、驚いてたの…♪


「本当に…いいの?」

「…はい、ちゅーって…してください☆」

そしたら、兄やは一度深呼吸をして、じっと亞里亞を見つめたの…。

「…目、閉じてくれる?」

…亞里亞はうなづいて、ギュッと目を閉じたの…。


目を閉じてからちょっとして…亞里亞のお口に…むにゅむにゅした、兄やのお口がさわったの…♪

兄やのお口はね…むにゅむにゅしてるだけじゃないの…。

なんだか…甘くって、ちょっぴりひんやりしてて…まるで、グミみたいで……くすくす♪






亞里亞…夏は好き…。

お外はとってもアツいけど……兄やがいっしょなんだもの…☆

兄やがいっしょだったら…みんなだ〜いすきなの…♪




-fin-






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あとがき


涼しい部屋の中の…甘い甘いあの味…。

てーことで、殆どの方ははじめまして、知ってる方はごきげんよう、小説大賞には初参加、ひらがなみっつ同盟初代会長(仮申請却下確率97%)にして、蒼髪縦ロールお嬢さま・某Aさまの狗、六寺のあら(ろくでら・のあら)デス〜♪(- -ゞ
Aさまの狗なのに四葉口調なのは仕様デス。(ぇ

さて、亞里亞さま主体のお話『Cool&Sweet』を読んで下さりありがとうゴザイマス。稚拙な文章ではありマシタが、楽しんでいただけたデショウか?
てーか、危うく失格寸前デシタよ!気付くのギリギリすぎ!(゜Д゜;)

さて、お話の中身は、亞里亞さまの夏の物語デス〜♪
今回はやたら甘口デス。(多分…
いつもはシリアス&悲恋気味なのを書くのがお得意で、さらには好物なくせに…。
悲恋好きじゃなきゃ、12人の兄なんてやってけマセン!

=○☆))Д<)・:;

orz

あと、オリジにする案もあったのデスが、文字数が足らなくなりそうで途中放棄…(´Д`)
もちろん、オリジで考えてた方の女の子の名前はひらがなみっつデシタが。(ぇー
どーせなので…いつかそのお話もさらしたいのデスが…見たいデスか?(黙れ

中身については…『涼しい部屋』が色々突っ込まれそうデスが…(汗
亞里亞邸はもちろんクーラー完備なのデスが、その中でも例外的にもっと涼しい部屋に、亞里亞は兄やを連れてったんデスよ…多分。(ォィ

以上、六寺のあらデシタ〜


これは、未菜山さんのメルマガ『Can't take my eyes off of you』にて行われた第3回SS大戦・予選Bブロックにて公開したものデス。
あとがきも、そのまま載せていマス。






閉じて戻ってクダサイ



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